中小企業にホームページがおすすめな理由
ホームページは中小企業にとって非常に重要な要素です。
ホームページは企業の顔とも言える存在であり、インターネット上での存在感を示すためには必須の要素となります。
中小企業向けのホームページのメリットとしては、次のようなものが考えられます。
まず一つ目は集客力の向上
ホームページを作ることで、インターネット上で企業情報を発信することができます。
これにより、商品やサービスに興味を持っている潜在顧客にアプローチすることができます。
また、ホームページでは企業の強みや特徴をアピールすることも可能です。
二つ目のメリットとしては、信頼性の向上
ホームページを持っていることは、中小企業の信頼性や実績を示す手段となります。
インターネット上で情報を簡単に調べることができる現代において、ホームページを持っていない企業は見えない存在となりがちです。
ホームページ制作を行うことで、企業の信頼性を高め、競争力を向上させることができます。
ホームページ作成上の注意点
中小企業がホームページを作る際に注意すべき点についてご説明します。
いざ、ホームページを作ったは良いが、うまく活用できていない会社が多いのも事実としてあります。
中小企業が陥りやすいホームページの失敗例を紹介いたします。
デザインの過剰さや構成が煩雑になって情報が正確に伝わらない
ホームページを作成する際に、制作会社からの提案にのって、非常に見栄えの良いデザイン的には素晴らしいページを高額の予算を使って作る場合があります。
しかしながら、実際のところホームページにはシンプルで実用的なデザインが求められますので、過度な装飾や情報の詰め込みは避けた方が無難です。
あまりに凝りすぎてしまうと、データ量が大きくなりすぎて表示するのにも時間がかかってしまい、ユーザーが離脱してしまう確率が高くなります。
表示されるまでの時間が長すぎると、Googleの評価も下がってしまいます。
情報の伝達がうまく行われないケースが多い
中小企業のホームページでは、自社の特徴や強みをわかりやすく伝えることが重要です。
しかし、多くの情報を詰め込むあまり、本質的なメッセージが伝わりにくくなることがあります。
そのため、的確な情報の選定と適切な構成が必要です。
ホームページの運営や更新がおろそかになっている
ホームページは常に最新情報を提供する必要がありますので、定期的かつ効果的な更新を行うようにしましょう。
Googleの最近の検索アルゴリズムでは、フレッシュネスつまり更新頻度が重要な要素となっています。
ユーザーに取って更新されていないホームページは価値が低いことを、Googleは知っているのです。
適切なキーワードの選定やSEO対策も行い、検索エンジンでの上位表示を目指しましょう。
これらのポイントに留意し、ホームページ制作を行ってください。
補助金と助成金の違いについて
それでは、これから補助金について話をしていきますが、その前によく間違えがちな補助金と助成金の違いについて少しだけまとめておきたいと思います。
助成金は、特定の条件や活動対象に合致する場合、ほぼ確実に受給することができます。
申請の期間は一般に長く、随時募集されることが多いため、受給のハードルが低いと言えます。
一方、補助金は主に企業の事業を支援するものであり、そのために割り当てられた予算や定員が制約を受けます。
その結果、補助金は全ての申請が採用されるわけではなく、選考に落ちる可能性もあります。
また、募集期間も限られているため、申請を素早く行い、その後の選考結果を待つ必要があります。
今回は、ホームページ制作に活用できそうな補助金について説明をいたします。
中小企業向けの補助金情報
中小企業向けの補助金にはさまざまな種類があります。例えば、ホームページの制作に関する補助金やIT導入支援補助金などがあります。
これらの補助金は、中小企業がホームページやIT導入を行う際に活用することができます。
ホームページ制作で活用できる補助金は、IT導入補助金・小規模事業者持続化補助金・事業再構築補助金・ものづくり補助金の4つです。
この補助金の特徴について、少し紹介します。
IT導入補助金はホームページ制作を目的に活用できるか?
IT導入補助金は、通常のホームページ制作やリニューアルをすることはできません。2020年度からITツールとしては、通常のホームページは対象外となっています。
EC導入などを付随して行う場合は、補助金の対象となります。
https://www.it-hojo.jp/
2023年度の前期は、7月31日をもって終了しております。
IT導入補助金は、通常のホームページ作成やリニューアルをすることはできません。2020年度からITツールとして対象外となっています。
EC導入などを付随して行う場合は、補助金の対象となります。
弊社も以前は、IT事業者に登録していましが、通常のホームページ制作やリニューアルは認められないため、今はIT事業者に登録していません。
小規模事業者持続化補助金は、ホームページの制作に使えるか?
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路拡大や生産性向上を進めるための補助金です。
この補助金は、最大で200万円まで支給され、支援率は最大で2/3までとなります。
この補助金は、ホームページの制作にも利用することが可能です。ただし、この場合の支援率は1/4となります。例えば、支援金の総額が50万円と仮定すると、そのうち12.5万円までホームページの制作費用として充てることができます。
ホームページの制作のみでの補助金申請は認められておらず、他の補助対象経費と組み合わせて申請する必要があります。
補助対象経費の内訳はこちらです。
- 機械装置等費
- 広報費
- ウェブサイト関連費
- 展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)
- 旅費
- 開発費
- 資料購入費
- 雑役務費
- 借料
- 設備処分費
- 委託・外注費
小規模事業者持続化補助金(一般型)のサイト
https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金は活用できるか?
事業再構築補助金は、事業を再構築することを目的とした補助金で、対象は新型コロナの影響で売上が10%以上減少した企業です。
補助金の額は下限100万円~上限1億円かつ補助率は、2分の1または3分の1までです。
事業再構築補助金が採択された場合、ホームページの制作費作を経費に含むことが可能ですが、補助事業のためだけに利用する場合にのみ補助の対象となります。
ホームページ作成を再構築事業のメインとすることはできません。
経費にする場合は、機械装置・システム構築費、クラウドサービス利用費として計上することが可能です。
事業再構築補助金は要件をクリアするのが結構大変かもしれませんね。
事業再構築補助金のサイト
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
ものづくり補助金はどうか?
ものづくり補助金は、全国中小企業団体中央会が実施する補助金制度の一つで、中小企業・小規模事業者の生産性向上のために必要な設備投資等に要する経費の一部を補助するものです。
ものづくり補助金を活用したホームページ制作の対象枠は「通常枠」で、「システム開発費」として計上できます。
しかしながら、企業の生産性を向上させる目的が前提となりますので、企業広報だけが目的のホームページは補助対象外になります。
では、どのようなサイトが対象となるかと言うと、 決済機能(EC)や相談窓口(チャット機能)などを搭載した企業の生産性の向上に直接的に影響する高機能なホームページであることが条件となります。
補助金額については通常枠では、中小企業はかかった経費の1/2、小規模事業者であれば2/3が補助されます。
ものづくり補助金で受け取ることができる最大金額は750万円~1,250万円です。
企業規模によって補助上限額や補助率が異なります。
ものづくり補助金のサイト
https://portal.monodukuri-hojo.jp/
補助金の申請方法について
補助金の申請方法は、各補助金毎に異なりますが、一般的には所定の申請書を提出する必要があります。
申請書には、中小企業の基本情報やプロジェクト内容、予算計画などを記入する必要があります。
補助金の申請には一定の条件を満たす必要がありますので、詳細な情報は各補助金の公式サイトなどを参考にしてください。
補助金の申請には時間がかかることもありますので、早めに申請準備を行う必要があります。
補助金の活用に際しては注意点もあります。
例えば、補助金の利用期限や報告義務などがありますので、これらを遵守しながら進めることが重要です。
補助金を上手に活用することで、中小企業のホームページ制作において負担を軽減することができます。
ホームページ制作と補助金の活用事例
補助金は、うまく活用することで、コスト削減や大規模なホームページ制作が可能となります。
弊社でも補助金を受けた企業のホームページを制作したことが何回かあります。
補助金で作るホームページだから気を抜くということもありませんし、弊社のスキルをできるかぎり盛り込んで、良いものを制作いたします。
ホームページを作りたいが、予算が取れないという会社の方がおられたら上記の補助金などの活用を考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに弊社では基本的に補助金の申請代行などは行っておりませんので、その点はご了承ください。
弊社のホームページ制作のプランについてもご覧ください。